日本でのヨガは、フィットネス的な健康法としてすっかりなじみあるものになっていますが、古代から伝わるヨガは、自分と向き合って精神を整えることを目的としてきました。
ヨガではアサナ(ポーズ)や瞑想を行いますが、常に重要視されているのは【呼吸】です。
息を鼻から深く吸って、鼻から深く吐く、その長くゆったりした呼吸法がリラックス効果のある副交感神経を高めて気持ちを落ち着かせます。
心が落ち着くのは、副交感神経が優位になると体のすみずみまで血流が増加し、血行が良くなる結果、筋肉もゆるんで身体がリラックスできるからなんです。
ヨガの基本である【呼吸】ですが、現代の私たちを取り巻く環境には呼吸が浅くなる要因がいっぱいです。
例えばパソコンを使う時、集中するあまり無意識のうちに顔がディスプレイに近づいて、猫背のような姿勢になりがち。
そうすると胸が縮こまり、肺が圧迫されるので呼吸が浅くなってしまいます。また、日々のストレスも呼吸に関係します。
「息が詰まる」という表現があるように、人はストレスを感じると呼吸が浅くなったり、首や肩の筋肉が緊張して、肩こり等の原因にも。
緊張したカラダとココロには、深い呼吸で新鮮な空気を送り込みましょう。
ヨガは誰かと競うスポーツではありません。
むしろ周りの目を気にしないで、自分の体や気持ちに意識を向けて「今わたしが求めていること」に耳を傾ける自分だけの時間です。
忙しい毎日を送っていると、頭を空っぽにしてリラックスする時間を持つことすら忘れがちですよね。
ヨガをすると、ストレス解消にもなり気持ちを前向きにすることができます。
- その1 心が落ち着くリラックス効果
- その2 体の柔軟性が高まる
- その3 血流が良くなり疲労が解消する
- その4 ヨガはケガの予防になる
- その5 ヨガで骨が丈夫になる
- その6 寝つきが良くなる・長く眠れる
- その7 関節の動きがスムーズになる
- その8 免疫力が上がり未病を防ぐ
- その9 ヨガのダイエット効果